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November 21, 2004

テキストまつり’04 第三回「読書」

僕は小学生の頃から読書と言うものが結構好きで、
図書館にもよく出入りした。
学校の図書館の本全てを読んでやる、
なんてことは無かったけれども、
自分なりのテーマを決めて読んだ。
ノンフィクションシリーズを制覇したり、
怪盗ルパンシリーズや名探偵ホームズ、
明智小五郎を読んでみたり。
ミステリーは結構好きで、
「マルタの鷹」なんて小学生の頃読んだ気がする。
思い出に残っているのは、
ノンフィクションシリーズで初めて読んだのが
「ツタンカーメンの謎」で、
「アンコールワット」についても読んだ覚えがある。
「古代象形文字」が一番取っつきにくかったな。
もちろん小学生向けに読みやすくしてあるものだが、
小さい頃に読んだこのおかげで、
アンコールワットには行きたくなって実際に行ったりと、
人間形成に少なからず影響を与えている気がする。
そうそう、「最後の事件」でホームズが死んで、
復活する物語である「空き家の冒険」が学校の図書館に無くって、
どうしても読みたくなって父親に買ってきてもらったこともあった。

そういうことを思うと大人になってからの読書はあまり覚えていない。
大学以降電車で通学通勤をしなくなったことは大きいかも知れないが。
電車の中って本当に良く本が読めるのだ。
この週末も実家への往復で一冊読んじゃったぐらいなんだから。

自分の中で大事な一冊は何か、
と言われると、
村上春樹の「国境の南、太陽の西」
日記には何度も書いてきているけれども、
これだけ自分が共感できた物語は無かった。
付箋だらけの文庫本だけど、僕にとってはとても大事なものだ。

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November 14, 2004

(テキスト祭'04第2回 食欲)

幼き頃より私を支配してきたのは食欲だった。
食べられるものは何でも食べて生きてきた。
時には自分の躰よりも大きなものを食べた。
残さずに食べることがせめてもの礼。


夏が過ぎ、私は愛するものに出逢い、
秋が来て、私は愛するものまで食べ尽くした。
私に食べられるですら、
最期まで彼はこの上なく優しい瞳で私を見ていてくれた。
さよなら、そしてありがとう、愛しいひと。


全てを食べ尽くしてもう何も食べることが出来なくなった私は、
私の分身となるものを産み落とし、
満足して私は眠りについた。
時が流れて、第二の私はまた生まれる。
輪廻は未来永劫続いていく。









自分の愛するものに食べられて一生を終えると言うことは、
ある意味最高の愛のカタチかも知れないと思います。
愛する人に食べられたいかと言えば、
其れはそうかも知れないし違うかも知れないけれど。
蟷螂の雄は産卵前の雌に食べられる、
そんなことを何処かで聞いて、書いてみました。
おぼろげな知識なので怪しいところはありますが。
恍惚とした表情で愛する女性に食われる、
男性の官能的かつ猟奇的な姿を思い浮かべつつ、
書いてみましたが表現するのはとても難しいものでした。
ちなみに執筆は埼玉県朝霞市のセガフレードにて。
私信ですがそう言えば六本木にも畑は有った気がします。
(前回「男だけの六本木ヒルズ探検」より)
ハムルに沿った羽村ツアーの話はまた次回。
(書けるのか?)

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November 08, 2004

スタジアムへ行こう!(テキスト祭’04 出展作品其之弐)

※※どうやら主催者様もまだ出展作品を仕上げてない様子なので、ゲリラ的にもう一つ書いてた分を公開。こちらもかなりの長文・駄文であります。


エンピツの日記のネタに何回もしていますが、
僕は京都パープルサンガを応援しています。
最近では負けが立て込んで、
「某チーム」と半ば罵り気味に書いていたりしますが。
サッカーに興味が無ければどうでもいいかもしれませんが、
今シーズンから2部に落ちてしまったチームとしては、
1シーズンで1部に復帰することは至上命令で、
その為にわざわざ色々な選手を獲得して補強していたのに、
全く以て現在の成績はどう言うことだと小一時間問い詰めたい気分であります。
結局選手を集めても統制が取れなければ意味がないということでは、昨年のレアル・マドリーに近いものがあるかも知れません。

シーズン・パスを持っている僕は、
出来る限り試合を生観戦するようにしています。
京都市西京極陸上競技場は、
家からバイクで15分ぐらいの距離にあって、
バイクで乗りつけて適当に観戦できるという面だけは評価できます。
町外れですが、阪急電車の駅から徒歩5分という立地条件も悪くありません。これがW杯の時にとって付けたように作られた韓国のスタジアムの立地条件の悪さなんて(以下略)


よく言われていることですが、
サッカーの面白さというのは、
「地域性」と「国際性」
これに尽きると思われます。
自分の町にプロサッカーチームがあるのって全然違います。
勿論、関心を持ってない市民も大多数ですが、
新潟や鹿島など、町ぐるみで支援を行っているチームも多いのです。
京都なんかは本当に関心が薄いほうですが、
それでも観客は7~8000人。
野球の試合から考えると少ない?
とんでもない! 野球の観客なんていい加減なものだし、
観客7000人って数は普通に考えると結構な数です。
ホームのゴール裏なんてほぼ満席ですから。
僕の普段いるバックスタンドもかなり埋まっています。
7000人って数は結構多いものです。
まあスタンドが本当に一杯になったら2万人なんですけどね。
ホームタウンと言うのはそれで大きいです。
「おらが町」にチームがあって、近所に手軽な値段で見に行ける、
それだけでも幸福だってものです。

そして国際性、
そんなにカッコいいものじゃありませんが、
サッカーという競技には、最終目標として、
ワールドカップ制覇というのがあります。
世界最高の戦いの舞台として、
ガチンコ真剣勝負の場が用意されているのです。
そこに出場するためにはまず地域の予選を突破しなければならず、
かつ試合に出るためには代表に選ばれなければなりません。
普段はナショナリズムとか持ってすらいない日本国民も、
さすがに代表戦となると目の色変えて応援します。
国内リーグとワールドカップに係る予選等の日程は、
オリンピックとは違いきちんと考慮されており、
重なることはありません。
目標の明確さ、これは非常に大きなものです。
この我が国の代表チームに、
おらが町のエースストライカーが選ばれた日には・・・
こぞって応援するでしょうね。
そして、今まで地域リーグのサッカーに興味が無かった人も、
「代表選手の●●でも見に行くか」
って見に行ったりすることも増えるでしょう。
つまりは地域性と国際性と言う一見かみ合わない要素は、
密接にリンクしており、相乗効果が働くのです。

あまり書いてもくどくなってしまうのでこれぐらいにしておきますが、
つまりは、
スタジアムに行こう!
と言うことに尽きるのです。
日本のJリーグとかなら割と簡単にチケットも手に入るし、
散歩がてら見に行けるのがJの良さです。
スタジアムも地方によって特色ある(みたい)だし。
サッカー行脚の旅も楽しいですよ。
国によって特色も違うしね。
ライブと似たようなもので、
一度近くのスタジアムに足を運んでみてください。
また違った世界がきっと広がるはず!

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November 07, 2004

欧州三大蹴球小国観戦記其之壱 マルタ編(テキスト祭’04出展作品)

基本的に僕はスポーツというものをあまりやらない人です。
夏頃は、隣のセンパイに連れられてエグザスにボディパンプなるものをやりに行っていたこともありました。
しかし、基本的にあまりしません。
せいぜい水泳をしに行くぐらいです。
それも最近サボり気味だけど。


まあその一方で見る方は結構好きでありまして、
今年はJリーグは勿論Kリーグ、おまけに日本シリーズやマルタプレミアリーグまで見てきました。
年末は釜山で韓国代表対ドイツ代表を見る予定。
まあつまりはサッカーヴァカな訳ですが、
サッカーをしていた履歴としてはせいぜい小学校5年生の頃、
サッカークラブに所属して(しかも授業の時間内のみのもの)
運動量の多さに嫌気がさしたぐらいなものです。
あの頃はキャプテン翼が大人気でした。
あ、あんまり書くと年齢がバレますけどね。


テキスト祭のネタをどうしようかと言われると、
まあ非常に難しいところで、
色々迷った結果、
今年の夏に地中海に浮かぶマルタ共和国で見た、
マルタプレミアリーグのことでも書きたいと思います。


プレミアリーグと言えば当然思い浮かぶのはイングランドです。
実は今年の夏休みは、本場イングランドでプレミアリーグを観戦しようと言う計画になっていました。
昨年と同じく低価格なアシアナハンゴン(註:韓国の航空会社。悪名高き大韓航空より安全という噂である)で予約まで取っていたにも関わらず、友人に紹介したエミレーツ航空(UAE・ドバイの航空会社、サービスの良さで有名)に自分も乗ってみたくなり、行き先まで変更してしまったのです。
普通は行き先がまずあり、それに従って交通手段を考えるというのが筋ですが、全く以て本末転倒です。
まあいいんです。それが僕ですから。
まあそのエミレーツ航空に乗って行ける場所で何かマニアックな場所はないか、と探してみて見つかったのが、マルタでした。
マルタって知っていますか?
イタリア半島の下にある小さな島国ですよ。
行くことが決まるまで僕自身も良く知りませんでしたが。
首都ヴァレッタは城塞都市で、
かつてトルコの大軍に攻め込まれたのですがそれに対して少数の軍勢で抵抗し、
ついには撃退してしまったのです。
街全体がユネスコの世界遺産に指定されています。
今回はサッカーの話題が主なのでマルタに関してはこれぐらいにしておきます。


僕がマルタに行くちょうど3週間前、
友人はリヒテンシュタインに行って来ました。
リヒテンシュタインって知ってますか?
ドイツオーストリアスイスに囲まれた小さな国です。
正式名称リヒテンシュタイン公国と言います。
ヤツはそこで、リヒテンシュタインのチームの出場するUEFA CUPを見てきました。
UEFA CUPってのは欧州連盟杯って言う由緒正しきサッカーのトーナメント大会です。
全欧州の上位チームに参加権があるんです。
うわ、ずるい、俺も欧州でサッカー見るぞ、
ってマルタサッカー協会のホームページを調べてみました。
ふむふむありましたよ。
うーむ、我々の行く予定の日程で3日間も見れるじゃん
よーし行ってやれと言うことで、
マルタプレミアリーグ観戦ツアーが開催です。
マルタで語学研修とか言う話はよく聞きますが、
サッカー見た日本人なんて知りません。
リヒテンシュタインでUEFA CUP見た日本人も知りませんが。
人がやらないことをやる、これぞまさしく僕らしい旅だということをしてきました。しかし場所は違えどサッカーヴァカが二人も揃うととんでもないことしますねえ。

と言うことでここから観戦記の始まりです。
今回は一体どんな困難が待ち受けているのやら。


9月11日(土)深夜23時、エミレーツ航空にて関西国際空港を出発した僕と友人は、中東の国アラブ首長国連邦の街ドバイを経由して、9月12日(日)午後1時にマルタ共和国に無事入国した。早速空港にてレンタカーをピックアップして、ゲストハウスに荷物を置いてすぐにナショナルスタジアムに向かった。

でまあ、この間色々あるんだけど、かなりの部分を端折って、
結局9月20日までの10日間の行程で結局3日間で3試合観戦。
マルタではサッカーはかなーり人気があるみたいで、
人口40万人しかいないのに、
サッカーリーグはプレミア、ディヴィジョン1、2、3と分かれていて、
それぞれ10チームずつ所属している。
大体全ての街にサッカーチームがある計算になるのだ。
で、上位と下位の2チームが入れ替えになるみたい。

サポーターの応援は結構熱い。
日本みたいに歌唄ったりとかはあまりしないけど、
点が入ると興奮し、全員総立ちして大喜び。
ゴール裏の席の設定って無いみたいで、
メインスタンドを2分割してサポーターを分けてるみたい。
そうそう、この国は小さい国なので、
トップリーグたるプレミアリーグはほとんど全てナショナルスタジアムで行われており、そんでもって一週間に3試合ぐらい組まれているのでピッチの芝の状態が非常に気掛かりなところである。

さて僕が実際に観戦した試合の中で最も盛り上がった試合、
9月17日金曜日の試合のことについてを主に書いてみよう。


9月17日金曜日、
この日はマルタにて最後のプレミアリーグの試合を観戦する予定だった。試合開始予定時刻は午後7時半。日本のそれと比べても割と遅い開始時刻だ。この日まずしなければならないことはマルタ代表のレプリカユニフォームを探すことだった。サッカーおたくとしてはマイナーな国の代表ユニフォームは是非とも手に入れておきたかったのである。
それまでも探し続けてはいたのだが、それと思しきスポーツショップを覗いてみてみるものの見つからない。
ユヴェントスやマンチェスター・ユナイテッド、インテルミラノなんていらないのである。
大体日本で手に入るじゃないか。
マルタの国内リーグのユニフォームが欲しいのである。
そういうことでアーバンジャングルなるスポーツショップ(どうやらマルタのスポーツショップで最大の規模を誇るらしい)で聞いてみると、
エリートへ行きなさい。其処で売ってるから。」
と言われたのが前日のこと。
しかし、全然見つからないのである。
キーワードは、「ELITE」これは確かなのである。
ヴァレッタ(マルタの首都)にあるはずなのだが。
困った挙句にインフォメーションで聞いてみたら、
「わかんないわねえ。」とのおねえさんのお言葉。
と、言われた後彼女目線の先には、「エリート」の文字が!!!
「あ、たぶんあれよ。あそこに行ってみなさい」
「ありがとう」と言ってすぐに向かった。
行ったその先は、何やら古くさそうな洋品店らしき店。
どう見ても普通の洋品店だった。
でも確かに、「エリート」とは書いてある。
よく見て見ると、店先のショーウィンドウには、ユニフォームが。
「ここだっ!!」ようやく見つけた。
店の中の人に聞いてみたらスポーツグッズは2階にあるそうで、
2階に上がったらようやく夢にまで見たマルタ代表及び国内リーグのユニフォームが。。。

ハアハア言いながらユニフォームやマフラーを購入。
極東の国からわざわざやって来た極上のお客だっただろうなあ、我々は。
国内リーグがそれほど盛り上がってない国で代表等のユニフォームを手に入れるのは、やっぱり相当難しいみたい。
リヒテンシュタインのユニフォームは郵便局に売っていたらしいけど。
あそこの国は郵便に力を入れているのだ。


さてそんな訳で昼間はレンタカーでぐるぐる観光して、
瞬く間に夜はやって来た。
今夜の試合は昨年2位のビルキルカーラFC対6位のハイバーニアンズFCの試合。
マルタに来る前にプレミアリーグの試合日程と各クラブの公式HPを色々チェックした結果、HPの見やすさと日程上試合を何回も見られることから、今回はビルキルカーラFCのサポーターとなることにした。昨年2位で今年こそっていうのもまたいい。ユニフォームのデザインは、何とも言えず困ったものなのだが。
シーズンは始まったばかりで順位はまだあってないようなものだ。

この日は金曜日の試合だからか一試合のみ組まれていた。
さすがにマルタに来てから3回目のスタジアム通い、試合が行われる国立競技場には道に迷うこともなくスムーズに到着した。とりあえずマルタに来て以来、にわかとは言えビルキルカーラのファンになった僕は、この日買ったばかりのレプリカユニに着替え入場。
マルタに来てからこのナショナルスタジアムに来るのは3回目だが、そのいずれの回も東洋人の姿を見たことが無い。

よって、
黄色のド派手なレプリカユニフォーム来てスタジアムに入るような熱狂的ファン→しかも東洋人はものすごい目立つのであって、すれ違うマルタ人のビルキルカーラサポの人々から好奇の視線で見られたのである。
まあ「Good!」とかとか言われながらだからいいのだが、恥ずかしいことこの上ないのである。
まあ自分たちの入場したサイドはビルキルカーラFC側のサイドであるから、ユニフォームを着て入場した東洋人の謎のにわかサポーターも暖かく受け入れられたのであろうが。
とは言え、ちょっとどころかかなり恥ずかしかった。
子供たちからは「チャイニーズがやってきた―」と言われ、
「ちがうオレ達はジャパニーズだ。一緒にするんじゃねえ」と言い返し(大人げない))
熱心ぽいサポーターからは、
「オマエなんでビルキルカーラなんだ?」と聞かれ、
「マルタで1番強いチームはビルキルカーラだ? そうなんだろう?」と答えたら、
破顔一笑「その通りだ」とニヤッと笑って返してくれたり。えへへ。
そんな心温まるエピソードもあったりする。

試合開始1時間ぐらい前に入場したんだけど、
この日は観客もどんどん増えてくる。
欧州のサッカーって言ったらおじさんサポーターばかりかと思ったのだけど、カップル来たり親子連れ来たり、女の子同士が来たり。
フライデーナイトってのもあったかも知れないけど結構メインスタンドの北半分は席が埋まった。
ウチのサイドはほぼ満席だ。おおすげえ。
ちょっとユニフォーム来てうろうろするのが気恥ずかしくなってきて、、
友人に夕食のサラミロールを買ってきてくれるように依頼。
マルタのナショナルスタジアムで食らふサラミロールは美味だ。
(来週のテキスト祭りの良いネタになるであろう)
その間もわっさわっさと人はやって来た。
後ろはカップルで、女の子はかなりキュートだった。
勝手にナターシャと名前を付けて妄想に走る我々男ふたりである。
鉄格子に隔てられた逆サイド側も見ると結構なお客さんが入ってた。


日が暮れて結構いい感じになったぐらいの所で試合開始にる。
マルタの応援スタイルってのは、
日本とはまた違っていて、
あんまり応援歌とかを歌ったりはせずに、
いいプレーには拍手を送ったり、
「Fire Yellows! Come on Yellows!」って声をかけたりするのが中心で、すっごくわかりやすい。(黄色はビルキルカーラFCのチームカラーなのだよ。)
そして何処の国にもいるのだが、野次オヤジがいて野次を飛ばす。
さすがにマルタ語なのでよく分からないが。
そんで血の気の多いサポーターが多いのか、
スタジアムの各所に警官が配置されており、
そして事実、
不穏な動きがあったときには警官がぬっと一歩出てくるのである。
スタジアム入り口でも荷物検査が行われ、
「オマエ爆弾持ってないな」とか言われたものである。
暴動が起こったら出動できるようになっていたのが笑えた。
こんな極東からの旅人がンなモン持ってるかい!


先制したのはビルキルカーラ。
前半20分ぐらいのところでクロスに合わせて先制・・・だったと思う。
サポーターの喜び具合はものすごくて、
全員総立ちして大きな拍手。
もちろん我々も大喜び!
そしてこう言う時だけ大きな声でサポーターズソングを歌う。
(そしてもちろん我々も適当に唄う)
観光客の我々はシャッターチャンスだとばかりフラッシュを焚いて写真を撮る。
すげえ不謹慎。
でも喜んでるからいいだろう。
ゴールが決まったときの一体感がたまらない。
勢い余って逆サイドのサポーターを挑発したりもする。
鉄格子がはめられている訳がわかった気がした。
カードが出るたびにブーイング合戦になったからね。
とにかく煽りまくるのである。
ちょっと、命の危険感じたりして。。。

そのままビルキルカーラは試合の流れを掴み、
怒濤の攻撃を繰り返す。
実はMaltaに来て初めて見た試合が5-3と言う野球の試合みたいなスコアだったおかげで、今回もまたそんな試合になってしまうのか少々思っていたのだが、
そんなことはなく前半30分過ぎにハイバーニアンズにゴールを割られ、追いつかれる。
なかなか世の中そんなに甘くないな。
我々のサイドははしゅんとなってしまった。
超盛り上がる逆サイド側。
そして恒例の煽り合いが始まり、
ずずいと警官は前に出る。
うわ、恐ろしいところに来てしまった。
このままだと負けたのはこの東洋人のにわかサポーターのせいだと思われてしまうぢゃないか。
とちょっと恐怖。
前半はそのまま1-1のまま終了。
それまでマルタでは5-3とか4-0の試合ばかり見ていたから、
マルタのサッカーは大味なものかと思っていたけれどもそうでもないらしい。
ま、後半を見て見ないと分からないのだけれど。


で、ハーフタイムを挟んで後半戦。
このまま勝てなきゃえらいことになりそうなので、
気合いを込めて応援。
マルタって国は決してサッカー強豪国じゃなくて、
UEFA(欧州サッカー連盟)のランクも54位中41位ぐらいなのだが、
それでもプレミアともなるとさまざまな個人技を見せてくれて面白い。
どっちかと言うと、
マルタ人は組織プレーよりも個人技の方が得意なのかも知れない。
代表の監督はドイツ人らしいけどねえ。
後半は途中まで寝そうになるぐらいうだうだした試合展開だったが、
77分にフリーキックを決めてビルキルカーラが勝ち越し。
最後の最後にエースストライカーがレッドカードで退場すると言う事態に陥ったが、なんとか守りきって勝利。あ~良かった。

大味な試合の多いマルタにしては、
なかなかスリリングないい試合だったと言える。
試合が終わったあと、
相手チームのサポーターは蜘蛛の子散らすように帰ってしまい、
我々サポーターは歌を歌って勝利を祝福!最高!


そして・・・勝ったビルキルカーラ側のお客さんも、
そそくさと退出し・・・ちょっとトイレに行っていた我々は最後になってしまった。
係員にはよ出なさいと急かされて出る途中、
スタジアムのグラウンドを写真に撮っていたら、
管理人らしきおっちゃんに、「中に入ってもいいよ」とのお言葉
(ただしすぐ照明を落とすとのこと)
えへへ、と言うことで撮らせていただきました。
と言うか撮っている最中にどんどん消されていく照明。
待って~~!!! と言うことでそそくさと我々も退場。
こうして僕らのマルタプレミアリーグ観戦も無事に終了したのだった。
最後に言えることは、やっぱり勝ってよかったと言うこと。
とりあえずおかげで暴動に巻き込まれなくてすんだ。

まあそう言うことでマルタでのサッカー観戦、
とっても興奮して面白かったです。
サッカー大国とはとても言えないけど、
少なくないお客さんがスタジアムにやってきては応援する。
なんか普通に観光していただけではとてもお目にかかれない風景に出会えたと思います。
ま、「マルタに行って何見てきたの?」と聞かれ、
「え、サッカー」と答えると何ともかんとも失笑を買うのですが。
そんなことはない! サッカーは世界をあまねく覆い尽くし、
そして海を渡るのです。

ちなみに来年の夏休みは、
欧州三大蹴球小国(私が勝手に命名 マルタ・リヒテンシュタイン・フェロー諸島の三つ)の一つである、フェロー諸島にしようと思っています。

世界にフットボールある限り、我行かん、です。
この第三次サッカーブーム(あくまでマイブーム)がいつまで続くかは、甚だ不明ですが。
第一次第二次についての話はまた来年のテキスト祭にて。
(あるのか?)


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November 04, 2004

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とりあえずやれるところからやってみると言うことで試しに第一回

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